エレファスゾウカブトの成虫飼育方法
この記事は前半は初心者向け、後半はマニア向けとなっています。
最後にQ&Aがあります。
エレファスゾウカブトの成虫飼育の基本[初心者向け]
今回は、エレファスゾウカブトの成虫飼育方法について記載します。
エレファスゾウカブトの成虫飼育|管理温度[初心者向け]
エレファスゾウカブトは、冬眠はせず、年中同じくらいの温度を好みます。
ベストの温度は23度〜25度程度。
最低10度〜最高30度程度までは生存していられると思います。
※ベストの温度の方が長生きします。
- エレファスゾウカブトは冬眠しない。
- 23度〜25度の気温を好む。
- 年中同じくらいの気温がベスト。
直射日光には当たらないようにしてください。
角にはさまれたり爪につかまれるとケガの恐れがあるため気を付けてください。
エレファスゾウカブトの成虫飼育|飼育ケース[初心者向け]
飼育ケースは成虫サイズに合わせて選んでください。小さすぎると、ストレスを感じてしまいます。
ケース内には、おがくずや落ち葉などを入れ、転倒防止の意味もかねて木や木の枝を入れてあげてください。
ケース内が乾燥してきたら、霧吹きをかけてあげてください。
※一般的な虫かごですと乾燥しやすいため最低でも1日に2回はしてあげてください。
場合によっては、コバエよけのためのディフェンスシートを挟んであげると、コバエに悩まされません。
- 飼育ケースは成虫サイズに合わせて選ぶ。
- ケース内には、おがくずや落ち葉などを入れ、転倒防止の意味もかねて木や木の枝を入れる
- ケース内が乾燥してきたら、霧吹きをかけてあげる。
- コバエよけのためのディフェンスシートを挟んであげると良い。
エレファスゾウカブトの成虫飼育|活動開始〜エサやり[初心者向け]
エレファスゾウカブトは、羽化(成虫になること)してからエサを食べ始める(後食)まで、1ヶ月〜1ヶ月半程度時間がかかります。
エサを食べ始める(後食)までの時間は、管理温度や成虫の大きさによって変わったりします。
活動開始(後食)している場合は、エサをきらさないようにしましょう。
※ゾウカブト系は大食いですので一回にゼリーなら3個程度入れるようにしましょう。
オススメのエサは、バナナかプロゼリーがオススメです。
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- 羽化してからエサを食べ始める(後食)まで、1ヶ月〜1ヶ月半程度かかる。
- 活動開始(後食)している場合は、エサをきらさないようにする。
- エサは、バナナかプロゼリーがオススメ。
エレファスゾウカブトの成虫飼育|必要なものリスト[初心者向け]
- 飼育容器
- 温度計
- ディフェンスシート
- おがくずや土、木や木の枝
- 霧吹き
- エサ(バナナか昆虫ゼリー)
エレファスゾウカブト成虫飼育|成虫管理メモ[ビーラボ]
ここからは、エレファスゾウカブト飼育の基本ではなく、ビーラボ での管理方法を赤裸々に掲載します。
エレファスゾウカブト成虫飼育|温度管理[ビーラボ]
温度管理の重要度:
エレファスゾウカブトの成虫の管理温度は基本23度均一温度の部屋で管理。
基本的に1日3回ほどブリードルームにて確認。
ブリードルームの近くにいない場合はスマホで温度を確認し、変更が必要な場合はスマホでブリードルームのエアコンの温度を操作。
おんどとり(スマホで温度を遠隔で確認する機械)から温度のしきい値を外れた場合にメールで通知が届くので、それの時もスマホでエアコンの温度設定を変更。
- 朝→ブリードルームの温度計でそれぞれの部屋の温度を確認。
- 昼→直射日光に夜温度上昇に注意。
- 夜→ブリードルームを閉める時に確認。次の日の気温などを事前に調べると尚良い。
- ブリードルームから離れてる時は、スマホで温度を確認・調整する。
1日の温度変化が少ない。(プラマイ0.5度程度)
1日の温度変化が激しい。(プラマイ3度など)
上級者向けですが、羽化ずれなどによって、オスとメスの交尾タイミングが合わなそうな場合には、成虫の管理温度を下げたり上げたりすることで多少合わせることができます。
- 交尾タイミングを遅くしたい個体は、低温(21度)で管理。理想は19度程度。16度程度までは下げても良い。遅くしたければしたいほど低温にすることで、生体の活動量が低下し、成熟までに時間がかかる。
- 交尾タイミングを早くしたい個体は、高温(24度)で管理。26度程度までは上げても良い。早くしたければしたいほど高温にすることで、生体の活動量が活発になり、早く成熟する。
また、成虫の大きさによっても成熟までの時間に変化がある。
大きい個体ほど成熟に時間がかかり、小さい個体ほど早く成熟する。
エレファスゾウカブト成虫飼育|エサ交換について[ビーラボ]
(動画youtubeから)
エサ交換の重要度:
エレファスゾウカブトトの成虫のエサ交換についてのビーラボでの管理方法。
オスにはバナナかゼリー皿に3つゼリーを乗せる。エサ皿がなければ蓋をあけたゼリーを3つおいてあげる。
メスはバナナかゼリーを十字カット、又は蓋をあけて3つ入れてあげる。
オスのエサ交換参考画像← →メスのエサ交換参考画像
- 『後食済オス』・『後食済メス』・『産卵セットのメス』には1日に2回1〜3個程度のゼリー又はバナナを与える。常にエサを切らさないようにする。
- 『未後食個体』に関しては、羽化から1ヶ月くらい経過して、様子を見てゼリーを1個与える。ゼリーを食べ始めたら、管理シートに後食開始日を記載。
- ついでにひっくり返っていないかを確認。ひっくり返っているなら、とこ材や足場を整備してあげる。
成熟・後食開始を見極めるには!
動き回る(ケースの中を動き回っていたり、ケースから出たがる動き)
飛ぶ
このような動きをしている場合は、すぐにゼリーをあげましょう。
エレファスゾウカブトの飼育ケースの掃除について[ビーラボ]
飼育ケースの掃除の重要度:
エレファスゾウカブトの飼育ケース内のとこ材(おがくずやチップ、土)の状況を見て、霧吹き(未後食個体のみ)する。
後食済個体は、ゼリーの水分や生体のおしっこで湿っていくため、あまり必要ない。あまりにも乾燥していたら後食済個体にも霧吹きをする。(飼育ケースによっては乾燥する場合もある)
ケースの清掃タイミングは、ゼリーのゴミが溜まってきた時や、ケース内の湿気が溜まり過ぎてケース内環境が悪くなったら。
※後食とは、エサを食べ始めること。
- ケース内が乾燥している場合は霧吹きをしてあげる。後食前個体は特に注意。
- ゼリーのゴミが溜まってきたら綺麗にする。
- ケース内の湿気が溜まり過ぎたりしたら、とこ材を全部交換。
ケース内が清潔に保たれ、とこ材もたくさん入れてあり、生体がストレス無く生活できる環境を作ってあげる。
土をとこ材にしている場合、ケース内の湿気が溜まりすぎると、土が泥状になって、生体が溺れてしまったり、翅に泥がついて飛べなくなってしまったりする可能性があるので、ケース内は定期的に清掃しましょう。
エレファスゾウカブト成虫飼育|飼育ケース[ビーラボ]
飼育ケースの重要度:
エレファスゾウカブトの飼育ケースは、ストレスがかからないように個体の大きさに合わせて選ぶ。
- 成虫が羽化または購入した場合、個体の大きさに合ったサイズのケースに入れてあげる。
成体にとって十分な広さがあり、転倒防止材やエサもあり快適な空間になっている。
ケースが小さ過ぎて、すぐに角がケースに当たってしまう。これでは狭過ぎて生体のストレスになってしまう。
エレファスゾウカブト飼育|成虫管理ルーティン[ビーラボ]
[温度管理]
- 朝→ブリードルームの温度計でそれぞれの部屋の温度を確認。
- 昼→直射日光による温度上昇に注意。
- 夜→ブリードルームを閉める時に確認。次の日の気温などを事前に調べると尚良い。
- ブリードルームから離れてる時は、スマホで温度を確認・調整する。
[エサ交換]
- 『後食済オス』・『後食済メス』・『産卵セットのメス』には1日に二回1~3個以上ゼリーを与える。常にエサを切らさないようにする。
- 『未後食個体』に関しは、羽化から1ヶ月くらい経過して、様子を見てゼリーを1個与える。ゼリーを食べ始めたら、管理シートに後食開始日を記載。
- ついでにひっくり返っていないかを確認。ひっくり返っているなら、とこ材や足場を整備してあげる。
[ケースの掃除]
- ケース内が乾燥している場合は霧吹きをしてあげる。後食前個体は特に注意。
- ゼリーのゴミが溜まってきたら綺麗にする。
- ケース内の湿気が溜まり過ぎたりしたら、とこ材を全部交換。
[成虫が羽化・購入した時]
- 成虫が羽化または購入した場合、個体の大きさに合ったサイズのケースに入れてあげる。
ヘラクレス飼育|成虫管理のQ&A集
エレファスゾウカブト飼育|終わりに
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